Lumina C

ルミナ・センター

ホームシアターを
ソナス・ファベールの音で。

コンセプト

7層構造のプライウッドをフロントバッフルに採用、木材を積層させることで不要振動を吸収・分散しつつ、剛性を高めながら木材の“響き”を活かします。その上、表面突き板間の接合部にメイプル材を挟むことで、不要振動や共振の低減を徹底。それはまさに、長きにわたって蓄積してきたスピーカー哲学の象徴と言えます。
エンクロージャー全体をレザー素材で包みこんで音響を制御する手法もまた、創業以来追求してきた、ソナス・ファベールのスピーカーデザインの象徴です。木材とレザーなど異種素材を巧みに組み合わせ、それぞれの特質を音響設計に活かしていく。スピーカー史を革新したそのコンセプトは、“ルミナ”コレクションでも確実に受け継がれています。

“ルミナ”は、いずれのモデルもボトム・バスレフ方式を採用していますが、2ウエイ・センターモデル“Lumina C”では、底面に向かう音圧をキャビネット底部に設けたポートから前面に放射する方式を採用。これにより、後方壁面に近づけて設置するなど、設置条件に関わりなく、精度高くダイナミックな低域再現が可能になっています。

ユニット

“ルミナ”コレクションでは、ドライバーユニットも、すべて専用モデルとして新たにカスタマイズされています。高域に、ソナス・ファベール伝統の“アローポイントD.A.D”(Damped Apex Dome)を採用。29mm口径ソフトシルク・ダイアフラムの頂点をダンピングすることで、ボイスコイルの逆相挙動を抑え、豊かな音場と、透明感に満ちた伸びやかな高域再生を実現します。

“Lumina C”の中・低域には、このコレクションのために新規設計された120mm口径ミッドウーファーを2基採用。セルロースパルプをはじめとする天然繊維をベースにしたペーパーダイアフラム、カスタムメイドの強靭なバスケットを使用し、緻密でナチュラルな再現性を獲得しています。

ネットワーク

このコレクションのためにカスタマイズされたドライバーユニットのポテンシャルを余すところなく引き出し、スムーズに結ぶべく、クロスオーバーネットワークも細心の設計に徹しています。“アイーダII”、“オマージュ・トラディション”といった上位シリーズにおいて確立されたソナス・ファベール独自の“パラクロス・トポロジー ” に基づき、振幅/位相特性を最適化。コンデンサー類は、このコレクション専用として開発されています。

ルミナ3のクロスオーバー回路
バイワイヤリング/バイアンプ接続に対応、リスニングの楽しみを広げます。

仕上げ

ルミナ・コレクションの仕上げ材には、ウォルナットの他、“オマージュ・トラディション”シリーズで初めて登場した“ウェンゲ”、そしてシックな“ピアノブラック”をご用意しています。
下記画像:左からWalnut(ウォルナット)/ Wenge(ウェンゲ)/ Piano Black(ピアノブラック)

デザイン

“ルミナ”コレクションは、北イタリア・ヴィチェンツァのソナス・ファベール工房にて設計・開発され、クラフトマンシップに貫かれた入念な手作業によって組み上げられています。素材の厳選、度重なる試聴を経て、精魂込めて一台一台を送り出すその姿勢は創業以来変わることなく、世界中のオーディオファイルから信頼される礎となっています。
ソナス・ファベールのすべての製品に共通するもの、それはイタリアンメイドの誇りです。

スペック

・形式
 2ウェイ3スピーカー バスレフ方式・センター型
・使用ドライバーユニット
 高域:29mm口径 アローポイント DADシルク・ソフトドーム型
 中低域:120mm口径 コーン型×2
・クロスオーバー周波数
 2kHz
・周波数特性
 65Hz ~ 24,000Hz
・出力音圧レベル
 87dB/W/m
・公称インピーダンス
 4Ω
・最大入力電圧
 15.5Vrms
・スピーカー端子
 バイワイヤリング対応(HIGH / LOW)
・寸法(突起部含む)
 幅524×高さ169×奥行213mm
・重量(1本)
 7.6kg

カタログ