Magnezar
マグネザー
アナログへの探求力と優れた技術力、
自身の夢を現実にした、
唯一無二で理想的な構造
ダイレクト・ドライブ
非常に強力な起動トルクは5N/m（0.5kg/m）、駆動方式は高トルクを誇る自社開発ダイレクト・ドライブモーター、10MHzのクロックを搭載する事で、非常に正確な回転を実現します。プラッターは、アルマイト処理を施したアルミニウム製であり、剛性と耐久性に優れています。一般的なダイレクト・ドライブ方式に見られるコギングの影響は、本機の約20kgというプラッター質量による慣性モーメントでその影響なく正確に回転します。
また後述する独創的なプラッター構造により非常に安定した回転を確保しながら、回転速度は33-1/3と45回転だけでなく、78回転にも対応しています。
マグネット・フローティング
約20kgの高重量プラッターはターンテーブル本体とプラッター双方に搭載されたマグネットの反発力によってフロートしているため、床面から伝わる振動成分からプラッターは隔絶されます。更に本機の回転機構はダイレクト・ドライブ方式のため、ベルト・ドライブ方式に搭載されるモータープーリー、アイドラー・ドライブ方式に搭載されるモーターやアイドラーといった物理的に振動が発生する部分を持ちません。
本機はフローティング機構とダイレクト・ドライブ方式により、プラッターへ外的振動成分が伝わる事のない、独創的かつ理想的な構造を有しています。
プラッター
フローティング構造を持つダイレクト・ドライブ方式を採用している本機は、レコード再生に悪影響を及ぼす「回転時のプラッターの揺れ」への懸念が予想されるでしょう。それを払しょくする同社の独自構造として試行錯誤の末に開発されたのが、トップ・プラッター内部に特殊な液体（画像の青い部分が液体）を内蔵する技術でした。
高重量のプラッターの上面には、別体トップ・プラッターを搭載しています。このトップ・プラッターには独自配合した特殊な液体を封入させており、プラッターの回転時にはその流体遠心力によりプラッターの外周部に液体が向かう事で、プラッターの揺れが大幅に減少、ターンテーブル本体に対して水平で安定的な回転が可能となります。
遠心力により液体が外周部に向かいます。
ディスク・クランプ
マグネット・フローティングにより外的な振動成分から隔絶された高重量のプラッターとレコードを一体化させる独創的な「クランプ・システム」。レコードの内・外周部で物理的にレコードをクランプする事で、レコードの反りを補正するだけでなく、レコードの実質の質量が増加する事で安定したトレースが可能となります。
「クランプ・システム」は音質への利点だけでなく、日常的に使用する事に配慮した設計になっています。トーンアームをアームレストから離すだけで自動的に「クランプ・システム」が作動し、反対にトーンアームをアームレストに戻すとクランプが解除される「ワンアクション」オペレーション。全て機械的に制御・自動化されており、日常的にレコードを愛聴する方のユーザビリティにおいても徹底した拘りを持って開発しています。
また「クランプ・システム」のON/OFFはスイッチ1つで簡単に切替が可能なだけでなく、内周部のみ「クランプ・システム」をON/OFF可能な事で、ご愛用されているスタビライザーを併用する事も出来ます。
最外周、無音ガイドグルーヴ部（赤枠部）。
最外周、無音ガイドグルーヴ部（赤枠部）を約4kgの圧力でクランプ。
スピンドル部（青枠部）。
スピンドル部がレーベルを約2kgの圧力でクランプ（青枠部）。
内周部のクランプのみOFFにする事も可能なため、
スタビライザーを併用する事が出来ます。
コレクト・ランディング
カートリッジのスタイラスがレコードの最外周に確実に降りるようにするために開発された「コレクト・ランディング機構」（画像赤枠部）。
ネジ部を回すだけでスタイラスが降りる位置を簡単に調整する事が出来るため、ご使用のカートリッジやトーンアームに応じた理想的なセットアップが可能となります。
スペック
・型式
ダイレクト・ドライブ式アナログ・ターンテーブル
・対応回転数
33-1/3、45、78 rpm
・対応トーンアーム数
2本（いずれも10.5～12inch対応）
・搭載クロック
10MHz
・ワウフラッター
0.015％以下
・モータートルク
5N/m
・回転が安定するまでに必要な時間
33-1/3回転：6秒、45回転：8秒、78回転：12秒
・外形寸法
W575mm×D415mm×H280mm （本体部、突起部含む）
・プラッター重量
20kg
・製品総重量
55kg
・筐体数
1筐体
