Ruby Crown Line
ルビー・クラウン・ライン
上位シリーズの導体を採用、
新開発の内部構造を備えた
創業40周年記念シリーズ
単結晶銀のみで構成
従来の一般的な技術で銀素材を加工してケーブル導体を製作すると、導体にマイクロクラック(微小な亀裂)が発生し、耐久性や音質に悪影響を与える事が分かっていました。シルテックではその欠点を補うべく銀と純金の合金製の導体を採用していました。銀導体にわずかに生じるマイクロクラックに純金を流し込むことで、それぞれの特性を生かした構造として音質向上を果たしてきました。
そして培ってきた経験と知識、さらに最新の技術により、一切マイクロクラックのない単結晶銀で構成された導体”S8”を開発しました。ケーブル内の端から端まで純銀の結晶体で構成されていることで音楽信号は完璧な純度を保ったまま、エネルギー損失が最も低く、極僅かな歪までも最小限にまで抑えたロスレス伝送を実現します。これは世界に誇る治金技術を持つシルテックにしか成し遂げられない技術です。
単結晶銀で構成された導体の特性や魅力を更に引き出すため、導体部の製造時のプロセス、絶縁体の見直しに伴い新たな導体“S10”が完成しました。導体名はシルテックが製作してきた第10世代の導体を意味します。
情景をより如実に表現するナチュラルな静けさ、余計な音色の追加がなく音楽に没頭できるサウンドは、従来のシルテックの設計コンセプトである音楽信号には何も足さず、何も引かず、音楽ソースと使用するオーディオ・システムのポテンシャルを最大限に発揮させる魅力を更に体現します。
内部構造
インターコネクトケーブルでは単結晶銀導体が3コアの“Triple Helix”らせん構造、またスピーカーケーブルは4コアの“Star Quad”構造を採用。
「Crown 35th」のインターコネクトケーブルは2コアの“ツイストペア”構造でしたが、本機では3コア構造により、特にXLRケーブルにおいてはグラウンド用の導体が追加された事になります。ノイズ成分が大幅に少なくなり、サウンドのディテールは遥かに向上します。
スピーカーケーブルは新世代の“S10”導体をより多く使用し、更には導体や絶縁体のねじり方を最適化する事で、EMI(電磁波や高周波によるノイズ成分)の影響を最小限に抑えられながら、複雑な音楽信号においても正確な伝送が可能となり、着色のない自然で豊かなサウンドが実現します。
コネクター
「Triple Crown」と同様、下位各製品でも自社製の高品位オリジナル・コネクタを採用します。 独自の導体を自社開発し、製造工程(ハンダ付け等)など全てにおいてこだわり抜いた同社は、機器との接続部となるコネクタ部においても一切の妥協はありません。
ラインナップ
・スピーカーケーブル(1.5m~)
・XLRケーブル(1.0m~)
・RCAケーブル(1.0m~)
ハンドメイド
シルテックの製品は、全てオランダ/エルストにある美しいアームセ湖のほとりに建つ自社工房にて設計・製作をしています。
創業から40年以上に渡り培われた伝統、様々な分野におけるスペシャリストを交えた開発陣により生まれる革新的な技術が合わさる事で、世界中のオーディオファイルを魅了する数々の製品が生み出されており、熟練の職人による入念な手業だからこそシルテックが望む最高のクオリティを実現する事が出来ます。