Single Crown Line

「Royal Crown Series」の全てのモデルが導体部に理想的なロスレス伝送を実現するマイクロクラックの無い単結晶銀“S10”を採用。
「Single Crown」はフラッグシップモデル「Triple Crown」の設計時に得た構造を踏襲しながら、導体に使用する単結晶銀の製造プロセスを更に改良することで、優れたパフォーマンスを発揮します。低抵抗と低歪みだけでなく、導電率の向上と安定性が優れています。

全てのモデルは、「Triple Crown 」のPower Cableでの技術を範とする新たな内部構造、「ヘキサゴン構造」を採用しています。

「Triple Crown」 は、ケーブルのキャパシタンスとインダクタンスを可能な限り低く保つために、複雑な特殊構造を採用しています。非常に太い単結晶銀の導体、独創的な内部の絶縁構造は、同社の理想を追求した最も歪みのないケーブルである反面、ケーブルが非常に硬くなってしまうため、取り回しの面ではマイナスとなってしまいます。
そこで「Single Crown」と「Double Crown」では、「Triple Crown」の優れた性能にできるだけ近づけると同時に、ケーブルをより柔軟にする方法について多くの研究と実験を重ねた結果、「Triple Crown / Power Cable」で採用している内部構造からヒントを得ました。

「Triple Crown / Power Cable」の内部構造は、六角形（ヘキサゴン）に導体を配置している事で、導体が左右対称でありながら、内部の絶縁体により電磁干渉が最小限に抑えられます。
「Single Crown」と「Double Crown」では、柔軟性を確保するために 「Triple Crown」と比べて細い“S10”導体を採用。6本の導体を六角形（ヘキサゴン）に配置する事で柔軟性を確保しながら、内部には空気絶縁も取り入れ、シールド部を導体から可能な限り遠ざける事が出来ます。この絶縁構造は、「Triple Crown」で採用された「エア・クレードル構造」の原理を部分的に取り入れています。

「Single Crown」と「Double Crown」は、より多くのシステムに使用する事が出来る柔軟性を兼ね備えながら、着色のない自然でリアルなサウンドにより、音楽に更に没入できる体験を提供いたします。